[読書]『麵麭の略取』
クロポトキン著、幸徳秋水訳『麵麭の略取』(岩波書店、1960)を読んだ。非常に切実なものを読んだという印象である。ざっくり言うと明治~大正にかけての日本の社会主義運動は議会主義と直接行動の二派にわかれ、幸徳秋水は明治38… 続きを読む »
クロポトキン著、幸徳秋水訳『麵麭の略取』(岩波書店、1960)を読んだ。非常に切実なものを読んだという印象である。ざっくり言うと明治~大正にかけての日本の社会主義運動は議会主義と直接行動の二派にわかれ、幸徳秋水は明治38… 続きを読む »
『フェラ・クティ 戦うアフロ・ビートの伝説』マビヌオリ・カヨデ・イドウ, 鈴木ひろゆき 訳, 晶文社, 1986/1997→1998 原書のナイジェリアでの出版は1986年。1997年に仏訳が出版され、その際に増補改訂さ… 続きを読む »
前の投稿で、「文章は基本的に線的であり、それはすでに次元を下げられた情報である」と何気なく書いたが、「言説の線的性格」については議論がある。最近読んでいる本での議論を踏まえて多少補足する。 「言語学と人間の科学」において… 続きを読む »
読書メモ。 前半は譜例も交えて、『オジーヴ』(1886)→『サラバンド』(1887)→『ジムノペディ』(1888)→『グノシエンヌ』(1889~91)と年を追っての作品の構造的な変遷をたどる。音楽学者かつ音楽評論家の著者… 続きを読む »