ジャズピアノを習っている。最近新しい先生に教わり始めて、基礎から習い直している。レベル的には初級から中級に向けて、という感じである。上手くはないというか、自分が弾きたい形にはまだまだほど遠い。
ドミナントモーションが中心のスタンダード曲はリードシートである程度弾いているフリができるが、たとえば黒本に載っているW.ショーターの楽曲などは弾きかたがよくわからない。構造がよくわからない。まああれはピアノが独奏する前提の譜面ではないのかもしれないが。
基礎練としてケーデンスの和声、そしてそれに合わせてドリアン→ミクソリディアン→イオニアンのスケール練。これをある程度やっているとスタンダード曲の転調くらいには対応できてくる。
和声について、左手が和音を担当し、右手が旋律を弾く、という形が習い性になっていたので、左右の手で和声を弾いている状態を作りたい。もちろん単旋律でも和音との関係で和声に加担しているわけだが、もっと積極的に左右の手の役割を変えたい。
リズムについては、最近あまり追究できていない。左手でベースラインを押さえる際のアクセントの置きかたを考えるとか、そういうところからだ。ちょっとしたアクセントの置きかたや拍のずらしでがらっと雰囲気が変わる。ジャンルオリエンテッドなパターンを流用しなくとも4ビート基調の中でバリエーションを作れる。オフにエモく揺らぐのは独奏の楽しみではあるが、インテンポの中できちんと情感を出すことを考えたい。
あとはエチュード的なものを弾く。いろいろ試している。
まずは基礎練である。ドミナントモーションでのモーダルなアプローチができるようになってくると、楽曲の構造自体がモーダルな曲でも弾けてくるだろうし、さらにその先ということも視野に入ってくる。あと、課題曲がブルースなので、ブルースとモードということも考える。このへんは先生がリードしてくれるのでは。あまり言葉でぐちゃぐちゃ言っても仕方がない。
やりたいことはいろいろある。まだまだこれからである。