雑記

投稿者: | 2021年7月29日

「ブラジル風バッハ」という日本語訳は、「ブラジル民俗音楽バッハの作曲様式の融合」というヴィラ=ロボスの意図をうまく捉えてはいるが、原題の「バッハ風・ブラジル風の音楽」という本来の意味を必ずしも反映してはいないため、現在では訳さずに「バシアーナス(あるいはバキアーナスまたはバッキャーナス・ブラジレイラス」とも呼ばれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E9%A2%A8%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F

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年齢は多分に相対的で、その相対性を超えてくるのが老いや死であることは言うまでもない。組織や党派を組めばそれによって年齢の序列ができる。こういった社会関係と年齢という属性は非常に相性が良い。

年齢の相対性から逃れたければ孤立するのがよいのだろうが、それはそれなりにしんどい。年齢の序列による人間関係の硬直化を避けながら党派性を維持する方法として組織・党派性に対して超党派的なある「絶対」を信仰する、仰ぎ見る、共通の参照点とするということがある。

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ケネス・ルオフ『国民の天皇 戦後日本の民主主義と天皇制』(高橋紘 監修、木村剛久・福島睦男 訳、岩波現代文庫、2009)を読んでいるが、現代にまでつながる戦後日本のイデオロギー的葛藤は大戦後の占領期~民主主義の成立期にほとんど出そろってんじゃんという感じを今さらながら受ける。さらに言うとなぜ天皇制を問題にせざるを得ないのかという点。歴史は大事。

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別に頼まれたわけでもないのに期日が決まっている案件がひとつふたつあり、当面それに向けていろいろと努力したい。

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