当意即妙なレスポンスや畳みかける饒舌が知性の証と勘違いしていた頃もあったが、昨今顕著に言葉が出なくなった。講演会後の質疑の際などは、専門外であることが多いので黙っているということもあるのだが、単純に言葉が出てこないということも多い。記録と記憶を頼りに時間をかけて練り上げて、ようやく考えがまとまる。
年を取ってアホになったというよりはむしろ、なにか発想や言語化の段階で内的に抑圧が走っているようである。悪いことではないと思う反面、外面的にはアホに見えるだろうなと思うが、まあそういう恨みつらみも込みでブログを書いているので面白くもない話だ。
演奏にしろ執筆にしろ、同様の問題・症状にぶつかりうるわけなので、先が読めないなりに模索していくほかはない。