独学なのでどうにも手探りなのが面倒だが、調によって難易度があるとはいえスタンダード曲のコード譜を見ながらの基本的な和声とインプロができてきた感触がある。しかし、そこでひとつ頭打ちの感もある。
たとえばリハーモナイゼーションであるとか、ヴォイシングで大胆なことをするであるとか、モードの導入やオルタ―ドでのアプローチであるとか、ポリリズムであるとか、転調のコントロールであるとか、次にやりたいことはいろいろあるのだが、感覚的にやっていても発展性が見えてこない。やはりこの次のステップに行くには楽曲のアナリーゼが前提になってくるのではないかと思う。
楽理の必要性は、などといまさら問わない。次のステップに行くのに楽理が必要であるからには楽理を学ぶ。
あと、ベーシストとドラマーがいればなあ… と思うのはもうどうにもならないことなので、と思ってあきらめてきたが、これも今どきなんとでもやりようあるのではないか。いわゆる打ち込みでなくともいくらでもアプローチのしようがあるだろう、ということで古傷の洗い直しから始めていろいろ企むところはある。
体調が悪いのがどうにもつらく、金もないのでハードをガっと買うわけにもいかないのだが、金をかけずにやる方法はあるだろう。金を言い訳にしない。まあがんばりたい。
「アンダー・コントロール」な感じを大事にしつつ、しかし予期を超えていくような演奏ができるためには、やはり入念な下ごしらえとトレーニングが必要。まだまだこれから。