クラシック・キャラバン香川公演 https://www.classic-caravan.com/p/1123-kagawa.html
親類の伝手があったので行きました。9人の演奏者から2~3人程度でアンサンブルを組んで演奏するスタイルで、「歌」をテーマに時代や作曲家でくくらずに幅広く選曲。ピアノ伴奏と歌唱というオーソドックスなスタイルもありつつ、ときにハープやユーフォニアムが入るのが特徴的。全体的に際立った緩急はなく、その分演奏者の個性が強く引き立つ印象を受けた。
バリトンのちょっと暗めの情感や、あえてヴァイオリンでなくヴィオラを入れて、ソプラノだけでなくメゾソプラノが入るという、重心低めのアンサンブルに気合を感じた一方、ハープやフルートの軽やかさも際立った。バランスはよかった反面、明瞭な緩急がもう少しあってもよかったのかもしれないとも思った。
この手のコンサートはまず出演者のプロフィールに気圧されがち。外国の音楽大学を首席で卒業って一体なにがどうなったということなのかよく知らない素朴な人間なのでやむを得ない。
お約束のご当地ネタも一捻りあって面白かった。写真は終演時、「拡散用」の撮影タイムに撮りました。