体調。
CDを少し処分する。選りわけるほどのコレクションはないが、売っても惜しくなさそうなものを一箱詰めた。半日作業。明日送る。
昔のCDを掘り起こしていていくつか発見があった。15年くらい前に新大久保で買ったサムルノリのCD、当時はあまり聴き込まなかったように思う。改めて聴くと大変よい。
大した量ではないつもりでもものを減らせば確実にその分部屋の空間が空く。
線型代数演習。時間があまりなかったので少しだけ。
基本的に敬称略です。
ジャズクラブ配信。RS5pb:類家心平(Tp)、中嶋錠二(P,Key)、田中”tak”拓也(G)、鉄井孝司(B)、吉岡大輔(Ds)。類家がリーダーのワンホーンだがエレクトリック・ギターが入ってクインテットである。7弦ギターの音域を活かしたメタルっぽい重いリフが特徴的な楽曲など、ディストーション・ギターがバンドサウンドの色を作るロックな側面が強調されたジャズである。また、一曲の中で6/8と4/4を行き来するシーンがしばしばあり、ドラムのライドシンバルの刻みで細かく表現されているが、その都度互いに目配せして応答しあっているという感じはあまりなく、おそらく譜面の段階でかなり作り込まれているのだろうと思う。とはいえ書き譜がありつつ速度感の緩急や音量のダイナミズムは鮮やかで、バンドの基礎力と編曲の妙を感じた。ピアノで特徴的だったのはソロの際にクロマチックな旋律を活かしたアウトサイドのフレーズで音程感や調性を撹乱してくるところで、しかしそれに応じてバンドがうねるというよりは、最終的にはインサイドで他のリズムセクションと合流した上でTpがテーマに入るなど、巧みなバランス感覚だと思った。
類家と中嶋のデュオアルバムは最近聞いてとてもよいと思った。
とにかく書籍やCDを売るのは毎度つらいことなのだが、自分も中古盤や古本に大変世話になってきた(なっている)ので、「いい人に出会ってほしい」と放流するような気分で売り払っている。