『The Jazz Theory Book』講読 – 6

投稿者: | 2021年8月24日

ひとり読書会。Mark Levine『The Jazz Theory Book』(ATN, inc., 1995→2004)をぼちぼち読んでいきます。毎日2~3章を目安に。まず一巡するのが目標。

ひとまず譜例は頭の中で鳴らしつつ進めるので後でピアノで復習必須。音源も聴く。

Chapter 9 ペンタトニック・スケール

・メジャー・スケールの1-2-3-5-6 / 4 7 抜き / インターヴァル全音、全音、短3度、全音
⇒半音進行がない、大きなスペースの感覚

・モード
⇒第5モードはマイナー・ペンタトニック・スケール(→ブルース・スケールとの関連 →Chapter 10)

・すべてのメジャー・キーには3つのペンタトニック・スケールが内在している(Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ)(→Ⅱ-Ⅴ-Ⅰとの関連)
⇒Ⅴペンタトニック・スケールはⅡ、Ⅴ、Ⅰの3つのコードすべてにおいて協和的なサウンドになる

・ペンタトニック・スケールを用いたGiant Stepsの演奏
⇒3つのキーで構成されている→3つのペンタトニック・スケールで演奏できる
⇒チェンジに沿った演奏とペンタトニック・スケールを混ぜる
⇒Giant Stepsは難しいのでJust FriendsやTune Upのようなシンプルな曲で練習する

・ペンタトニック・スケールとアヴォイド・ノート
⇒アヴォイド・ノート:D-7→なし、G7→C、CΔ→F
⇒Cメジャー・スケールからCとFを除く=Gペンタトニック・スケール
⇒Gペンタトニック(CのⅤペンタトニック・スケール)はキーCのあらゆるコード(CΔ、D-7、Esus♭9、FΔ(#4)、G7、Gsus、B∅)に対して演奏できる

・キーを変えながら連続するコードに対する、同一のペンタトニック・スケールの演奏

・メジャー7thコードに対するⅡペンタトニック・スケール
⇒DΔコードに対してEペンタトニック・スケールを演奏→DΔ(#4)つまりDリディアンに変化する この場合のEペンタトニック・スケールをⅡペンタトニック・スケールと呼ぶことにする

⇒「すべてのメジャー7thコードにおいて4thを半音上げることができるのと同様に、すべてのメジャー7thコードに対してⅡペンタトニック・スケールを演奏することが可能です」(p.194)

・トライトーン・サブスティテューション(→Chapter 13)を用いてD7コードのところでA♭7を演奏する、つまりD7に対してA♭ペンタトニックが演奏できる

・メロディック・マイナー・コードに対するⅣペンタトニック・スケール
⇒メロディック・マイナー・スケールに内在するペンタトニック・スケールは第4音の上に組み立てられるものひとつだけ
⇒ペンタトニック・スケールの強いメジャーのサウンドがマイナーの演奏と合わさり異国風のサウンドになる
⇒オルタ―ド・コードとペンタトニック → G7alt(A♭メロディック・マイナーの第7モード)ではトライトーン離れたペンタトニック(=D♭)を演奏する

・陰旋法およびその他の5音スケール
⇒John ColtraneとMcCoy Tyner
⇒半音、長3度、全音、短3度

⇒E陰旋法の音はCメジャーおよびDメロディック・マイナー・スケールの両方に見いだされる
⇒sus(♭9)コードに対してよく演奏される

・その他の5音スケール

・マイナー・ペンタトニックとブルース・スケール
⇒Cマイナー・ペンタトニック・スケールとCブルース・スケールの違いは後者にFとGの間のクロマティック・パッシング・ノートのF#が含まれる点

・譜例「Black Narcissus」
⇒G♭ペンタトニック・スケールに基づくメロディとEペンタトニック・スケールに基づくメロディ

・ペンタトニック・スケールによる曲

・ペンタトニック・スケールの練習法

◎次回Chapter 10(p.202)~
◎復習と練習

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