夜中に勉強へのモチベーションが高じて数学の四万円強のオンラインコンテンツの説明文を読みだすなどして我ながら愚かだなと思う。
『独学大全』という本が売れているらしいが、皆思うところは同じなのだろう。オンラインコンテンツに支払ったと思って『独学大全』を買う方がだいぶん健康的かもしれない。
自学自習はやればできる性分だと思うのだが数学に関してはなかなか入門の壁のブレイクスルーが来ない感じで勉強意欲がドライブしない。ジャズピアノではそれが来たように思う。最近すこぶる基礎練が楽しい。やればやるだけ結果がついてくる時期。
ジャズピアノを最初に習ったときに主に左手で和音を鳴らして右手で旋律を弾くスタイルを教わったため、のちにバンドでコンピングをしようとして全くできないという大変な状態になってしまった。矯正の試みはいろいろと心がけてきたもののクセが抜けないなと思ってある教則本に取り組みだした。基礎からやり直している。右手と左手の役割分担を矯正すること、そしてポイントは全キーでやるということである。音感のベースがCメジャーキーになりがちで、Cメジャーのダイアトニック環境からの偏差で音を考えがち。これも要矯正。
左手で和声を弾く形を固定するとべしゃっと和声を旋律の背景として鳴らすことになりがちだが、もっと自由に弾きたい。
Tigran Hamasyanの2017年作品から。