Nikolaj Hess(ニコライ・ヘス)はニューヨークとデンマークを拠点に活動するピアニスト、作曲家、アレンジャー、プロデューサー、等。
[参考] http://nikolajhess.com/biography/
[参考] https://music.spaceshower.jp/artist/11108279/
上掲映像はコロナ禍の2020年にスタジオから配信されたソロ・ピアノ演奏である。
ネット通販サイトのレビュー(日本語)で、ヘスのピアノについて「リリシズム」と表現しているのを見た。リリシズムとは端的に言って叙情である。情の趣である。便利な言葉ではあるが、「感動した」というのに代えて「リリシズムがある」といっているだけのようなケースもある。
あるいは「エモい」とはどう違うか。違うのかどうか。
リリシズムは音楽について特にしばしば使われる。
「叙情的な曲」という印象を受ける曲調は大概、マイナー調で非常に深みのある美しさに対して、その様な印象を受けるケースが殆どである。(中略) また、一般的にヨーロッパ地方のトラッドフォークに通ずるものや「静と動」の様式に則って構成された楽曲などに叙情的と呼ばれる楽曲が多く存在する。
辞書にも関わらずずいぶん主観的な記述とも思えるが、わりと実感に近いようにも思う。