倦怠感。昼食カップラーメン。コーヒー。
読書。サドについて考えている。『サド 切断と衝突の哲学』秋吉良人、白水社、2007。
9末案件。ぼちぼち締切から逆算する時期ではあるが。
ジャズクラブ配信。江藤良人 『LIVE ALBUM 2020』 CD発売記念:江藤良人(Ds)、類家心平(Tp)、後藤浩二(P)、丹羽 肇(B)。江藤のドラムはわりとバックビートを明確に叩く豪快なもので、そこに類家の奇をてらわない直情的なトランペットが絡んで全体的に引き締まった力強い演奏だった。1曲目のオリジナルのブルースではトランペットのソロのバックで4ビートから倍テンして戻るというところがあり、ダイナミックに盛り上がった。その後のピアノソロはブルーススケールからさらにアウトしていくような大胆なプレイだが、ストライドを弾くなどどこかルーツバックしているような雰囲気もあった。ドラム・ソロで何度か4バースを演っていたが、形式的にならないでいい感じの掛け合いになっていた。トランペットは速いパッセージで走ったりロングトーンで間を作ったり、あるいは音をかすれさせたりしていたが、サックスと比べるとギミック的な音使いが少ないのだろうか、全体としてはまっすぐ吹き切るような音が中心で、このバンドの力強く押し進む感じとマッチしていた。その他楽曲は、リリカルでブルージーなマイナー調の4ビート、スタンダード、アーバンな16ビートのジャズ・ファンクと多彩。
おおたか静流の訃報を目にして、Apple Musicにあるベスト盤を聴く。