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[[人文]]

* 書誌情報 [#nf9e2f3f]
大森荘蔵, 『思考と論理』, 筑摩書房(ちくま学芸文庫), 1987/2015

* 読書メモ [#gfdbce76]
** 2023/12/06 [#g3698b13]
解説(野家啓一)
- 「本書を始めから終りまで流れているのは、現代の記号論理学(命題論理と述語論理)を「言語規則説」と呼ばれる立場から再構成しようという一貫した問題意識である」[p.188]

** 2023/12/07 [#k1a4281f]
まえがき、1~3章
- 面白い。
- テーマは思考と論理。
- 思考という概念が日常生活から断絶した堅苦しいものと捉えられがちだが、それをまず日常性に引き戻すために、たとえば「思い」と言い換える。
- 知覚 perception に対する思い conception
- 知覚が現在の経験であるのに対して思いは現存しないものの経験である。例えば想起のように、思うことは過去形で物語ることである。
- 言語以前に経験があるのではなく、経験は言語的に想起される。

** 2023/12/08 [#z61bb8ff]
~6章
- 現代記号論理学の導出

** 2023/12/09 [#nd2536eb]
~12章
- 言語規則説によって記号論理学の普遍性が理解できる。
-- 論理とは言語規則そのものまたはそれから導出されたものである。
- 「一言でいえば形式化とは、暗黙の了解や慣習的な意味理解をすべて洗い流して徹底的に表面的な所に留まることで、それによって厳密さを確保しようとすることである」[p.136]

** 2023/12/10 [#e7d17acf]
~14章、解説(了)
- 言語が世界のあり様を制作する。
- カント認識論

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