#author("2024-07-19T01:45:28+09:00","","") #author("2024-07-19T01:48:23+09:00","","") [[数学]] * 書誌情報 [#d7334b06] 高瀬正仁, 『岡潔 数学の詩人』, 岩波書店 (岩波新書), 2008 * 読書メモ [#jf3259ef] ** 2024/06/30 [#i6c73797] - p.29まで - 紀見村時代のエピソードから - 数学への没頭 - 境界問題を巡って動揺する心理 - 研究ノート ** 2024/07/06 [#j248cc21] - 二章終わりまで。 - 「数学が「言葉よりもはるかに高かった時代」」pp.49-50 - ブルバキのヴェイユとカルタンは岡潔の多変数函数論研究を早くから認めた人たちだったが、岡はブルバキには否定的だった。 - 数学に向かう岡潔の強靭な意志力 - 行き詰まり、その都度大きな発見をして切り抜けた。 - 「数学は何を研究する学問なのであろうかという、数学の根源にひそむ謎を問う問い」p.46 - 科学である側面と、人が創造したという側面。 - 留学中の話。 ** 2024/07/18 [#n144f0a9] - 了。 - 数学の心、情緒とはどういうことかの一端がつかめたように思う。 - 岡潔の生き方の鮮烈さ - 抽象化・一般化に向かう現代数学に対して。秋や冬の光景に対して春の光景を。 - アンリ・カルタンとの関係の素晴らしさ - 天才性とはどういうことか。 - 数学のある主のイデアリズム、理想への志向を全人格で貫く、それ故に社会からはぐれる、というあり方 - 数学のある種のイデアリズム、理想への志向を全人格で貫く、それ故に社会からはぐれる、というあり方 - やはり私は物理学の手段としてではなく、数学そのものをやってみたいと思っているのだということを知る。 - とはいえ、物理学とは一体何なのかという疑問も湧く。 - サブタイトルの「数学の詩人」ということについて、高瀬先生に聞いてみたい気がする。 - まさに読むのに機が熟したタイミングだったのだと思う。良い。