#author("2024-02-02T02:35:05+09:00","","") #author("2024-02-03T01:27:51+09:00","","") [[社会]] * 書誌情報 [#e7e2d2dd] 青野利彦, 『冷戦史 (上) 第二次世界大戦終結からキューバ危機まで』, 中央公論新社 (中公新書), 2023 * 読書メモ [#dec9de57] ** 2024/02/01 [#a483c706] はしがき、序章、第1章 - まず冷戦の前提となる18c後半~20c前半の世界を整理する。 - 冷戦をイデオロギーの対立と捉える。また、米ソの二者以外のアクターにも着目する。 -- 資本主義が大恐慌を経て社会主義・共産主義的要素を取り入れた混合経済へ移行する。その時点での各国家を、政治体制やイデオロギーをもとに3つに分類する。 -- ナショナリズムの問題が政治と経済の両面から現れてくる。植民地の問題。戦後の共産化の動向。 ** 2024/02/02 [#i4ecbcb4] 第2章、第3章途中まで - ヨーロッパ冷戦への分水嶺はトルーマン・ドクトリンではなくマーシャル・プランである。 - 歴史学の仕事にはとりわけ敬意を持っている。 - 米英ソの大同盟が微妙なパワーバランスと駆け引きのもとで成立し、ソ連の動きによってバランスが崩れることによって封じ込め政策へと転換した。 - 現代史の根幹にある話題ばかりであり、勉強不足なのでとても面白い。